・マーケティングで顧客(ペルソナ)を設定する方法
・ペルソナへの理解深めて、ニーズを満たす商品設計を生み出す方法
ビジネス成功においてはマーケティング力が必須です。
ビジネスの成功=顧客が求める価値を理解した商品・サービスの
提供ができているということです。
顧客が求めるモノを提供するためには「ペルソナ設定」が重要であり、
この設定次第でビジネスの成否が分かれます。
この記事ではペルソナ設定のコツや注意点をご紹介しています。
ビジネス上での「ペルソナ」とは?
マーケティング用語の一つでその商品・サービスを利用する具体的な顧客像です。
困りごとや悩みを解決するために商品やサービスを設計します。
この困りごとや悩みをイメージするために、性別、年齢、仕事、趣味など
具体的な人物を設定し商品やサービスを設計します。
その設定を踏まえてどんな価値を提供し、どんな理想の未来を届けるのかを考えます。
顧客像を設定する際の項目の例を挙げると、
~ペルソナの例~
年齢:38歳
性別:男性 年収:600万
仕事:銀行員で企業との取引が多い仕事、残業も多い
取引先からの接待で飲みに行く頻度も多い
結婚有無:無し
趣味:月に2回以上同僚とゴルフに行く
(想定される悩み)
平日は残業が多く、取引先からの接待もあり休日は同僚との付き合いで
ゴルフにいくなど多忙なイメージがあり、家事に使える時間が少ない。
自炊が少なく、外食が多いので食生活が乱れていることが悩み。
~商品・サービス提案内容~
【商品・サービス】
調理簡単!栄養バランスOK!食材(ミールキット)宅配サービス
【どんな価値を届けられるか】
・簡単調理で手間がかからず
・買い物不要で時短、栄養のバランスも考える必要がない
・コンビニ弁当とは違い手作り感があり満足感もある
【届けたい未来】手軽に栄養が取れて健康な体になれる
想像を膨らませて詳細に設定し顧客をより理解することで、顧客層を絞ることができ、
ニーズに合う商品・サービスの設計ができます。
私がやってみた、ペルソナへの理解を深める方法
【私が実践したペルソナへの理解の深め方】
・悩みを100個想像してみる
・1週間ペルソナの気持ちになって過ごす
ペルソナ(顧客)の気持ちをより深く知り、
ペルソナの悩みを解消して価値を届ける商品・サービスを設計するためには
ペルソナ以上にペルソナのことを理解する必要があります。
ペルソナ視点で考えるために私が実践したことをご紹介します。
悩みを100個を想像してみる
えっ!?100個も?と思うかもしれません。
なぜ、そんなに多くの悩みを書き出すのか? というと、
ペルソナの悩みは1つでなく、大きい悩みや小さい悩みがあり、
それらが絡み合って大きな1つの悩みになるのです。
先ほどの38歳男性会社員のペルソナで説明すると
・残業が多い、休日はゴルフ=家事に使える時間が少ない
・接待が多い =見た目や健康面に気を付けたい
・外食が多い =栄養バランスの偏りが心配
→手軽、時短、栄養バランスを考えた商品・サービスの提供
これらの悩みが絡み合った結果、ペルソナの悩みが特定がしやすくなり
その悩みを解消できて心に響く商品・サービス設計へと繋がります。
もっと悩みをたくさん書き出す際には、1つの視点からだけではなく
「仕事・性格・家族・お金・友人」等の複合的な視点で悩みを想像することで、
ペルソナに寄り添った商品・サービスへのアプローチができます。
1週間ペルソナの気持ちになって過ごす
ペルソナの年齢・性別・仕事・趣味などからペルソナの視点に立ち
悩みを想像してみましたが、 もっとペルソナ目線に立つ方法は
現在のペルソナになりきって1週間の生活を想像することです。
集まった情報をもとに生活に落とし込んでみて、
どのような行動パターンで生活をしているか考えます。
起床、食事、出勤、仕事、昼食、仕事、退勤、接待、帰宅、就寝など
時間設定をもっと細かくして、食事中は何を考えているか?仕事中は何を考えているか?
ペルソナ目線になりきって1週間の流れを過ごすことで
思考パターンや行動原理などの理解ができて、
ニーズを満たせる商品設計へ繋がります。
ペルソナを設定する3つの注意点とは?
ここではペルソナ設定にする際の注意点は主に3つとなります。
・理想の顧客像をイメージしないこと
・先入観や思い込みを入れない
・一度定めたペルソナでも定期的に見直す
以下で内容をご紹介します。
理想の顧客像をイメージしないこと
商品・サービスを購入してもらう理想の顧客像ではなく、 典型的な顧客像です。
商品設計側にとって、都合の良い設定をしてしまって
ペルソナのニーズに合わない商品設計をしてしまう恐れがあります。
ペルソナ=理想ではなく、リアリティのある人物を設定します。
先入観や思い込みを入れない
ペルソナを設定する際には「思い込み」は注意です。
・性別で職業を判断する(自衛隊は男性、看護師は女性)
・世代での思い込み(年配の人はパソコンに弱い、若者はSNSが得意)
・単身赴任すると聞いて男性と思う(女性だと思わない)
見方や考え方が偏ってしまうと、商品設計の方向性を誤ってしまう可能性があります。
そのため、客観的なデータをもとに調査や情報収集を行った方がよいです。
(例:SNSや口コミサイト、インタビューやアンケートの調査、人口動態調査や総務省統計局のデータなど)
一度定めたペルソナでも定期的に見直す
環境の変化によってペルソナの考えや行動も変わります。
設定しているペルソナと実際のペルソナに乖離がないか注意し、
ペルソナ像をアップデートする必要があります。
(例)喫煙者のニーズの変化
時代の流れで世間の見方も厳しくなり喫煙者の肩身が狭くなってきたので、
匂いや汚れを抑えることができる電子タバコのユーザーが増えてきた。
価値観の変化を察知し、柔軟に設定内容を再考したほうが商品設計にズレがなくなります。
ペルソナ設定は商品設計の羅針盤
マーケティングで行うペルソナ設定はイメージできましたでしょうか?
ペルソナを設定する必要があるということは、
「良くて便利な商品」だけでは必ず売れるとは限りません。
あくまで「ペルソナのニーズに合う商品」にする!ということです。
そのニーズを把握し対応するためにはペルソナ像を明確にし、
ニーズに合うマーケティングをしなければなりません。
ペルソナに価値のあるものを提供し、理想の未来を届けて心を響かせて
マーケティングを成功させましょう。
私はこれまでの人生でいろんな経緯があり(詳しくはプロフィールに記載)
現在、Webマーケティングをスクールで学んでいます。
その学んだ内容を当ブログで発信しており、
こちらの記事が私と同じ境遇の方に役に立てば幸いです。