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「話し方のコツ」ビジネスで上手くいく人が意識していること

社内の報連相や、企画書・資料の作成・プレゼンなどで
「話を整理してほしい」
「内容がよくわからない」
「結局、なにが言いたいの?」
こんなことを言われた経験はありませんか。

「話すことが苦手」
「自分の考えを上手く伝えたい」
「相手にわかりやすく話したい」 と思っている方へ、

この記事を読めば話すコツが掴めて、話すことが上手くなり、
相手に自分の考えが伝わることで、仕事が上手く進むようになります。

「話し方のコツ」=わかりやすく正確に伝えること

話をする=コミュニケーションをとることは、
お互いの考えを知って、信頼関係をつくったり、情報共有や意思疎通をして、
仕事の生産性を向上させたりなど、仕事への成果に大きく関わってきます。

仕事のパフォーマンスが高いチームは、
メンバー内のコミュニケーションがとれていたり、
よく売れる営業マンはお客様と上手くコミュニケーションをとり信頼構築ができており、
商品が簡単に売れたりするなど、コミュニケーションはとても重要なものとなります。

企業が求める人材像としても、内面的なものや専門性よりも、
このコミュニケーションが求められています。


(出典)帝国バンク 企業が求める人材像アンケート

このコミュニケーションをとるのに必要となるのは、
「わかりやすく正確に伝えること」です。

ビジネスでは情報を共有したり、意見を交わすことが必要となります。
情報・意見を相手に理解してもらうためには、
話す内容や話し方を考えて 相手にとって、わかりやすく届けなければいけません。

相手に話が上手く伝わるようにするコツ

何かを相手に伝えたい、共有したい、
言いたいことを言葉で届けても、相手に100%伝わることは難しいです。

例えばこんな会話で、

先輩社員「あの資料を今日中に作成してほしい」
(月初だし、業務月報資料を今日までに欲しいな)

後輩社員「はい分かりました。」
(以前お願いされたマーケティング資料だな、早く作らなきゃ)

こんな風に相手に伝えたつもりが、
しっかり伝わってなかった経験はありませんか。

このように言葉に対する認識や捉え方のすれ違いで、
仕事へ大きな問題に発展する可能性があります。

このような事にならないために、
「話す内容」と「話し方」に分けて、それぞれのポイントをご紹介します。

「話す内容」で押さえるポイント3選 

ポイントとしては以下3つが挙げられます。

① 主語を明確にする
② 要点まとめて簡潔に
③ 相手にわかりやすい言葉選び
(相手の立場や状況、専門用語、業界用語)

① 主語を明確にする

自分の知識や情報を相手が知っているという前提で、
話をしたことはありませんか?

部下:「営業の責任者に確認したところ、クレームを伝えられたみたいです」
上司:「??(誰が責任者に確認した?クレームを伝えたのは誰?)」

例えばこのような報告を受けたときに、
主語がないので相手は混乱や疑問を引き起こします。
相手が混乱や疑問を持った状態では、話が頭に入りにくく、内容が伝わりません。

私が営業の責任者に確認したところ、
取引先からクレームを伝えられたみたいです」

このように『主語』が明確になると、
内容がわかりやすくなり、相手も理解しやすくなります。

② 要点まとめて簡潔に

要点がまとまっていないと、話が長くなってしまい、
伝えたいポイントが伝わりません。

聞き手に「この人の言いたいことは何?」とストレスを持たせながら、
話を聞かせてしまうので、話の内容も頭に入りにくくなり、
言いたいことを理解してもらえません。

まとまっていない話
「A社とB社の案を比較すると、A社は歴史ある会社で、実績もあります。従業員も多く 経営・財務状況も問題なさそうで信頼できる会社です、しかも低コストで納期も早いです。」

まとまった話
「A社の案が良いです。低コストで納期が早いので、A社の案で進めます。」

話を盛り込み過ぎて、情報が多く、言いたいことが伝わりません。
コンパクトにまとめて、一番言いたいことを先に話すことで、
伝わりやすくなります。

③ 相手にわかりやすい言葉選び

伝えたい相手に合わせて、
わかりやすい言葉を選びましょう.

業界内で伝わるような専門用語・業界用語は
取引先や一般の方には伝わりません。

なので、相手の視点に立って、
わかりやすいように言い換えるなど、言葉を選びましょう。

「話し方」のポイント4選

ポイントとしては以下4つが挙げれらます。

① 話すスピード、声のトーン
② 重要な言葉は繰り返す
③ 目線や表情も意識する
④ PREP法で話してみる

① 話すスピード、声のトーン

話したいことがあると、早口になってしまう経験はありませんか?
話すスピードが速いと、聞き手がついてこれずに、
話がわかりにくくなります。
大事なポイントはゆっくり話して、話すスピードに緩急をつけましょう。

また、話の構成で声の抑揚を使いわけて、
伝えたいポイントで声のトーンを上げたりすると,
相手に話の内容が印象付けられて、話の内容を覚えてもらえるようになります。

② 重要な言葉は繰り返す

一番伝えたいことは、繰り返し話すようにしましょう。
繰り返して同じ言葉を聞くので、印象に残り相手の頭の中に刻み込まれます。
そして、伝えたいポイントが相手に届きやすくなります。

③ 目線や表情も意識する

大切なことを伝える場合は、相手の目をみるようにしましょう。
目を見ずに、話されたら信用できなかったり、不安に思いませんか?
無表情で話をされても、同じように印象があまりよくありません。

相手の目を見て話し、表情も調整することで
相手からの信頼も得られ、安心感も与えることができます。

④ PREP法で話してみる

PERP法とは
Point :要点(結論・主張)
Reason :理由(結論にいたった理由・そう主張する理由)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
Point :要点(結論・主張)
の頭文字を取った、わかりやすい説明の構成となります。
この構成で話すと、結論を先に述べて趣旨がわかるので、
聞き手はあとに続く理由や具体例も聞きやすく、理解もしやすくなります。

まとめ

ビジネスをする上で、コミュニケーションを取ることは重要で必要なことです。
社内や取引先、一般客など様々な立場の人と情報共有や意思疎通をして、
進めなければいけません。

なので、
伝えたい内容やポイントが相手に伝わらなかったり、
違うニュアンスで伝わると、
ミスやクレームに繋がるなど仕事の結果に大きく影響します。

相手に自分の考えが伝わるように、話す内容や話し方を考えてから言葉を届けましょう。